名古屋滞在日誌三日目っ!
しつこくまだ続くぞーっ(笑)

3/26(金)です。
前日はLittle Glee Monster Arena Tour 2021 “Dearest”@名古屋・日本ガイシホール初日公演、ということで大変満足して帰宿しました。
※アリーナとは言え、後ろから4列目という奥の奥でしたが、結構楽しめました♪

規制退場ということもあり、飲み会も無く名古屋駅まで戻りましたが、営業自粛中なので晩御飯食べられるところもなく困っていました。

すると、ホテルと同じ建物の中にある鍋屋さんが23時まで営業していたので「一人でも大丈夫ですか?鍋でなくてもいいですか?」とお聞きしたら「いいですよー、どうぞー」と言ってもらったので、そのお店で閉店まで一人飲みしてました。

みんなのツイートを眺めたり、思いついた感想を書いたり。。。それはそれで余韻を楽しめました。


さて、翌日。

初日に見つけた「徳川園」が良さげだったので、朝食後例の「メーグル」バスで「徳川庭園」&「徳川美術館」へ。。

この「メーグル」バス。
アナウンスが声優の古谷徹さんでした。
なんでも、名古屋出身なのだそうで。
豪勢だな。。(^_^;)
https://www.nagoya-info.jp/megurunews/detail/113/
んで、名古屋観光の売りが「歴史とものつくりとコスプレの街」!
え?コスプレを売りにしてるの?(^_^;)
これは。。。


「徳川園」着。
ここは、もちろん旧尾張徳川家の屋敷と庭園を整備されたもの。
https://www.tokugawaen.aichi.jp/

 

非常にお天気も良く、庭園入り口には満開の桜。



まず「徳川園」。
美術館との共通券を買って入園。

小じんまりした庭園でした。

庭園は、近年になって整備されたらしく(一旦、空襲で丸焼けになった)近代庭園風の造り(知らんけど?)です。
昨日観た名古屋城二の丸庭園(かなり荒々しい庭園だったのが明治期に軍によって潰された。現在修復作業に入った)よりも現代っぽい。
※一昨年観た金沢・兼六園や天王寺・慶沢園に比べて。
http://f-hakaseslog.dreamlog.jp/archives/13727646.html

立体的な地形を利用した回遊式日本庭園で、美しい&楽しい♪





池には色鮮やかな錦鯉がたくさん泳いでいるし、たまたまですけどフォトウエディング撮影中のカップルさんが来ておられまして、華やかな感じです。
※写真の邪魔にならないように気を遣いながら移動しました。。



ただ、庭園の周りに建つ建物(マンションなど)が無秩序で景観を損ねており、そこは勿体無かったです。

※慶沢園は、美術館にしろハルカスにしろ、借景として成立するように配慮されています。
http://f-hakaseslog.dreamlog.jp/archives/13727535.html

あと、紅葉がたくさんありましたので、秋がキレイなのだろうと思いました。

ゆっくりと一回りしたので、隣接する「徳川美術館」へ。
https://www.nagoya-info.jp/spot/detail/14/

ここはその名の通り尾張徳川家の所蔵していたものを引き継いで所蔵・展示する施設。
なるほどなーと観賞。
※ここは全館撮影禁止でした。

戦国期のものを江戸期になって再現したり、戦道具として備えてあるものの、過度に装飾されていたり。。

徳川家だなぁ。。。と。

茶室や二の丸御殿の一部を再現した展示などもありました。
※昨日みた「本丸御殿」が本気だったので、こちらは少し小さく見える。


実は面白かったのは企画展としてやっていた「張州雑志」展。
これは、尾張徳川家に地誌として所蔵されていたもの。

トップシークレット扱いだったらしいですが、尾張地域の江戸時代当時の動植物、風俗などを博物誌的に事細かく記したもので、当時の尾張の百科事典とも言われています。
https://www.tokugawa-art-museum.jp/exhibits/planned/2021/0206-2hosa/

これは、尾張藩士の「内藤東甫」によって記された膨大な資料なんですが、もともと彼が絵師だったこともあり尾張に生息する動植物などを実に丁寧に細かくスケッチされていたりする。。
https://www.nikkei-science.com/page/magazine/0505/spict.html

この内藤東甫なる人物。
ともかく「クセが強い」。(笑)

変人だとか、引籠りが激しい、体調が悪くて仕事を長期休養。。など(^_^;)の来歴をみる限り、どう考えても所謂「発達障害」っぽい人で、一般職には向いてない、社会生活に馴染めない人物なんだが。

一方、こういう自分の好きなことに集中させると、寝食を忘れてそれに取り組むという、天才型の人のようで……。

早い話が……めっちゃオタク(笑)なのですよ。
アプローチが。
https://www.library.city.nagoya.jp/img/reference/ijinden_13.pdf

だいたいオタクってのは、大概「何の役にも立たない分野への偏執狂的探求者」のことが多く、ちゃんと他人に認められた分野での活動は「学問」と言われ、「研究」には公費すら使われるわけですが(^_^;)、そうでない分野なら「オタク」と分類されてしまうわけで。。

いや全部がそうではないけど。。(笑)
※この「張州雑志」の執筆は公的に認められ、藩から予算も降りていたようです。

なんでこう思ったのかと言うと、名古屋に来る直前に放送されていたNHK「プロフェッショナル-仕事の流儀・庵野秀明」を観ていたからで。。
http://f-hakaseslog.dreamlog.jp/archives/13727716.html
※「さらにPS」の部分。
https://www.oricon.co.jp/news/2187110/full/

自分は若い頃、庵野さんを身近に知っていましたし、一緒に映画作りをお手伝いしたりしてました。
だから「ああー、ホンモノの天才ってああいう人なんだよなー」と実感として知っています。


この内藤東甫藩士による「張州雑志」も、尾張徳川家の収蔵物の目録的なものもあるけど、細かいスケッチと、その考察が面白い。
絵図の足りない部分や破損した部分を独自に考察してみたり、絵図の風俗を現代(当時)の風俗と比較したり。。。
独特の視点が面白い。

風俗に関しては、お祭りや神事などを実際に取材してるんだが、これがやたら細かい(笑)
一旦取材ノートに記したのち、細かい部分を補って清書したりしてる。


これ読んでると。。。。これって「イベントレポ」だよね、と(^_^;)

それに気が付いてから、やたらこの展示に親近感があって(笑)
うわ、こんなことまで書いてる、こいつキチガイや(ホメ言葉)とか笑いながら観てました。

いや、早い話が、自分の書いてるブログとすごく似てるんですよねー。(^_^;)
イラストじゃないですが、自分のブログも写真撮ってイベントレポしてて、独自の視点からの考察をしたりしてて。。。

つまり、今読んでもらってるコレと非常に似てる。。。という。(^_^;)

まぁまさか彼が数百年経ってから、同じようなヒトに「こいつキチガイやー!(ホメ言葉)」と言われてその功績を観られてるとは。。。想像してなかったかも、ですね。
※いや、想像してたかも知れんが。(^_^;)


など、興味深く鑑賞して「徳川美術館」から離脱。

「メーグル」バスの時刻表みると随分時間がかかりそうなので、ケイタイでルート検索すると……あれ、ここってJR大曽根駅からすぐ近くなの?(^_^;)
全然気づきませんでした。

つーことで、ぶらぶら歩いてJR大曽根駅から名古屋駅へ戻り、イタ飯喰いながらレポをまとめ、そろりそろりとJR笠寺へ。

日本ガイシホールへGOだっ!

……つづく。
そうですよ、まだ続くんですよ。(笑)
書きたいから書くんじゃー。。